ヒロキンブログ

将棋好きの日々の雑記

第1回AbemaTV決勝トーナメント(羽生竜王vs佐々木大地四段)

 

8月19日(日)に第1回AbemaTV決勝トーナメントの羽生義治竜王佐々木大地四段の三番勝負が行われました。

この対局は持ち時間が各5分の切れ負けで、1手指すごとに5秒が加算されるフィッシャールールという1局にかかる時間が20分ほどと今までにないスピード感のある対局になっています。

 

<感想>

1局目は先手羽生竜王が矢倉、後手佐々木四段が雁木模様で進みました。33手目▲3五歩で仕掛け始めました。その後飛車、角を交換し合う激しい将棋になり時間的にも形成的にも羽生竜王の優性に。佐々木四段も94手目△8七銀で先手玉に対して詰めろをかけ形成は混とんとした局面になりました。佐々木四段の猛攻撃に対して羽生玉は▲9一玉にまで追い詰められますが即詰みを逃れ、結果は羽生竜王の勝利。

2局目は佐々木四段の先手の相掛かりで中盤以降まで佐々木四段の優性で局面が進むが後手羽生竜王の△7二桂打以降形勢は入れ替わり持ち時間も少なくなり次第に羽生竜王が優勢に。最後は先手玉即詰みで羽生竜王の勝利。

 まとめ

 

両局とも終盤は時間がない中で局面は複雑になる中で羽生竜王が佐々木四段の猛攻をしのぎきり攻め切って勝った見ごたえのあるないようでした。持ち時間が少ない将棋は若手の方が有利といわれている中で羽生竜王が勝利した内容に感動しました。